無料でミュージカルが鑑賞できると聞いてダンナさんに送り込んでもらった池田市民文化会館。
開場時刻の16:30を少しすぎたくらいに到着。
すでに長蛇の列が建物をぐるりと取り囲んでいた。

「大阪大学ミュージカルサークルみーあキャット」って、そんな人気なん?!

最後尾がどこかわからなくて、列を逆にたどって歩いた。

私たちの前にはめちゃくちゃ人がいたけど、私たちの後ろにはあまり並ばなかった。
ということは、あんまりいい席残ってないかもな。

会館の駐車場は1台分だけのスペースが残っていた。
(意外とみんな車で来ないのね)

予約のバーコードを見せて、チラシ類を受け取って、ホール内へ。

中には人がいっぱいいたけど、まだ席は割と空いていた。

「今日は座席がすべて予約で埋まっています。恐れ入りますが詰めてお座りください」とアナウンスが流れた。

万が一、娘が途中でトイレに行きたいとか、どうしても帰りたいと騒いだら途中退場できるよう、出口近くの端の席に座った。
開演時刻が近づくと作ったような低音ボイスの女性が「本日はご来場ありがとうございます」とあいさつを始めた。
たぶん「劇はもう始まっています」という雰囲気を出していたんだと思う。
あいさつが終わってシンとした空気が流れる中、緞帳の向こうの奥の方で
「みーあキャッートっ!!みーあキャッートっ!!」
劇団員たちのウォー・クライが聞こえた。
『ポーの一族』。
原作は1970年代の少女マンガ。
私は2巻くらいまで読んで内容を何となく知っているから、多少セリフが聞き取りづらくても、歌詞の言い回しがよくわからなくても、ストーリーについていけたけど。
娘、大丈夫か?

80分の第一部が終わり、20分の休憩となった。
娘と舞台に近づいて「さっきまでここに役者さんが立ってたんやで」などと話した後、ホールの外へ出た。

「どお?第2部が60分って言ってたけど、観れそう?それか、もう帰りたい?」
「しんどいけど、続きが気になる」
「どんな話かわかったん?」
「あんまりわからんけど、最後まで観たい。でもちょっと頭痛い」
鑑賞も体力いるもんね。

女子トイレには長蛇の列ができていて、休憩スペースにはおにぎりやスナックを食べている人たちがいた。
私は「もしかしてコーヒー飲めるかな?」と隣の建物に向かった。

今日新しくオープンした市民文化会館のカフェ「ORION COFFEE」。
18時閉店って書いているけど、やっぱりちゃんと閉まっていた。
ただいま18時35分。
もし営業を延長していたら、結構売り上げあったやろうに。

まあでも近くにアイスクリームの自販機があったので、そちらで一息つくことに。

私は小豆のモナ王(初めて見た!)、娘はハーシーズのチョコモナカ。
娘は一口かぶりつくと「固っ!」と叫んだ。
私は「そんなに?」と笑った後、自分のモナ王を噛んで「固っ!」と同じように叫んだ。

そんなことしている間に休憩時間が終わろうとしていた。
まだ二人ともアイスモナカを食べている途中だったけど、とりあえずホールに戻った。
入口前に積まれたプレゼントの山を眺めながら、急いで残りをたいらげた。

あー、端の席でよかった。
すべり込んで開幕に間に合った。

第一部と第二部、合計140分の舞台。
ハッキリ言うと。
ミュージカルだけどセリフの発声も歌唱力もイマイチだったし、ダンスも高度なものではなかったし、舞台芸術もそれほど凝ってなかったけど。
すごく、よかった。
みんなの気持ちが1つになっていたし、一人一人の一生懸命さがびんびん伝わってきた。
アマチュアならではの一途さと、学生ならではの若さが、輝いてた。
学業との両立はとても大変だったと思う。
でも、この人たちは恵まれているよな、とも思った。
学生の中にはアルバイトに必死でサークル活動どころではない人もいるだろうからなぁ。

それでも素晴らしいものを見せてくれたことに感謝の意を示したい。
ささやかなお礼のお金を封筒に入れて、スタッフに渡した。

「演者のお見送りにはもうしばらくかかります」というアナウンスが流れる中、観客がどんどん帰って行った。
娘が「待ちたい」と言ったので、近くにいたスタッフに「関係者じゃなくても待ってていいんですか?」と聞いたら「どうぞどうぞ」とのことだった。
娘は主役級の女の子2人(シーラ婦人とメリーベル)と写真を撮りたがったけど、シーラ婦人は友だちに囲まれていたので、メリーベルとだけ撮らせてもらえた。

ダンナさんに車で迎えに来てもらい、そのまま遅い晩ごはんを食べに「吉野家」へ。

私が頼んだ「牛麦とろ丼」はとろろが不味くて残念だったけど、娘とダンナさんがもりもり食べてたから、もうそれだけでいい。
晩ごはんを作らなくていいということは、それだけで本当にありがたいもん。
ただ、隣の席の中年男性一人客が、ブツブツ言いながら娘の方を何度もチラ見していたのが気になった。
ついでい反対側の隣に座っていた中年男性一人客もなんか雰囲気変だった。
夜の吉牛って変わった人多いんかな?