インスタをフォローしている京都府福知山市の「みわファーム」。
普段は訪問するのに予約がいるみたいだけど、5月3日~5日まではオープンファームをされるとのこと。
行ってみたいのでダンナさんに頼んで連れて行ってもらった。
173号線を北へ北へ。
ゴールデンウイーク後半の初日、天気も良く気温もほどほどで気持ちいい!
途中で2、3か所の渋滞があったけどそれほどひどくなく、比較的スムーズなドライブだった。
はぁ~、新緑の緑が美しいこと!
山には野生の藤がところどころに咲いていて、その控えめな紫色を探すのが楽しかった。
田植えの時期なのかなぁ。
田んぼでトラクターが動いているのもチラホラ目にした。
憧れの田舎ライフをビジュアル化したような景色。
あの黄色いゲートはなに?
「篠山チルドレンズミュージアム」って書いてある!
あとでググろっと。
どこまでも続く緑の山と青い空と白い雲に「永遠に見てられるわ~」と感動しっぱなしの私。
その横で娘はスイッチをプレーしていた。
ナビに従って進んできたものの、最後に少し迷ってスマホで再検索した。
ドライブにもゲームにも飽きた娘は「まだ~?」とぐずりだし、車内がちょっとイライラムードになった頃、目的のみわファームに到着。
門の前に数台の車がとまっていて、1台分だけスペースが空いていた。
そこにとめてもいいのかどうか迷っていると女性が1人やってきた。
「ここにとめてもいいですか?」と尋ねると
「いいですよ。農場に入る前にそこの消毒液が入った容器で靴の裏を消毒をお願いします」と言われた。
「今ちょうど羊の毛刈りが始まったのでどうぞご覧ください」と案内されて行くと1匹のヒツジが抑えられていた。
大きな握りバサミで羊毛をジョリ、ジョリ、と切る音が聞こえて、他の3人くらいのお客さんと一緒に並んで見た。
そうか、手刈りってそうなんだなぁ。
感心して見てたら、突然羊が暴れてハサミを持っていた人を後ろ足でバコッっと蹴った。
もしかしたらギャラリーに見られるのがイヤだったりするのかなぁ?と思って、その場を離れた。
放牧エリアでは羊たちが草をあむあむしていた。
夢のようなメルヘン空間。
場所と風向きによってはちょっと匂いが流れてきたけど、それはご愛敬。
あ~、あれはインスタで見た子羊のモカちゃんかな?!
むくむくしててめっちゃかわいい。
・・・とはしゃいでたら秒で小屋に入って行っちゃった。
もっと見たかったなぁ。
その代わりといってはなんだけど、隣のエリアにいたヤギさんはすごく人懐っこくて寄って来てくれた。
娘と二人でお顔付近をなでなでさせてもらって、ヤギさんも嬉しそうで、おねだりがとまらなかった。
再び羊の毛刈りの様子をのぞいてみると作業はあらかた終わっていた。
最後に刈り残しがないかを調べながら仕上げしていた。
体の部位によって羊毛の質は違うらしい。
背中の上の部分は一番日が当たるからゴワゴワ感がある、とか。
言われてみれば納得。
生き物の一部なんだもんね。
あと、羊の種類によってもカールが強かったり、個体によって毛質が違ったり。
羊毛と一口に言っても奧が深いんやな~。
私が羊毛について学んでいる間、娘は出店ブースに入り浸っていた。
原ウールを染めたりブレンドしたりして作ったバッツやローラグを販売していたemuさん。
長時間お相手してくれて、すみません&ありがとうございました。
emuさんの作品はどれもとても美しくて、不思議だった。
ふわふわした状態のウールを細く引っ張って、ヨリをかけて、毛糸にする作業。
その一連を見せてもらった。
「こうやって紡ぐ作業そのものが魅力なんです」
わかる、そして憧れる!
でも今の私にはそんな心のゆとりも時間もない・・・
もうちょっと娘が大きくなったらチャレンジしてみたいなぁ。
emuさんのお向かいのブースにはみわファームのスタッフさんの作品。
こちらには原毛を寄せてくっつけた敷物(ムートンではない)や毛糸がならんでいた。
「テツ」「すもも」など元の持ち主(羊)の名前入りなのがキュンとくる。
続いて建物内のショップコーナーへ。
いや~ん、めちゃくちゃかわいい!!!
羊毛を使った数々の作品は作家さんたちによるもの。
いっぱい連れて帰りたくなる~!
ステキな色合いの毛糸がいっぱい。
編み物できないけど、欲しくなる。
ニードルでちくちく、ならできそうか。
いや、時間がなぁ。。。
うぉおお~、なんじゃこりゃ?!
コールダックの有精卵だってぇ?
「鶏の卵よりドロッとして濃厚ですよ!どうです、どうです?!」
お店のスタッフさんからの煽り的なおススメを受けて、ドキドキしながら2個だけ買ってみた。
この卵の産み主を見てみたい、といったら鳥小屋に連れて行ってくれた。
隣のゲージにいた番犬たちにワンワン吠えられる中、「尾っぽがクルっとカールしているのがオスね。それ以外のどの子かが今朝産んだ卵をあげるね!」とスタッフさん。
孵化用の無洗浄の卵は、少し汚れいていて、神秘的な青みがかった色をしていた。
ありがとうね、いただきます。
帰り際、ぽつんと置かれていた貯金箱に「牧場維持協力金」を投入。
たくさんの新しい知識と体験を得られたな~♪